「Le Havre: The Inland Port」レビューと感想ー港を繁栄させる対戦型ボードゲーム

2020年1月27日ボードゲーム

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資源を生産する企業を建て、港を繁栄させる対戦型ボードゲーム「Le Havre: The Inland Port」。
つくったのは名作ボードゲーム「アグリコラ」のスタッフです。
Steamのデジタル版はこちら

木材・煉瓦・魚・の4種類の資源を生産する企業を建てて資源を得、それをもとにさらに大量の資源を必要とする建物を建てていきます。
12日たったらゲーム終了。建物の価値、持っているお金などをぜんぶ合計して、多いほうが勝ち。

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建物を建てるには資源が必要。建物カードにはどの資源がどれだけ必要かが書いています。
画像は自分の倉庫にある資源ですが、初プレイだとこの倉庫の見方がわかりづらいと思います。
資源を1消費するとその資源が左へ1コマ移動(資源-1)、逆に資源を得ると右へ1コマ移動(資源+1)します。
上の段へ行くと資源+3、逆に上の段から下へ行くと資源-3。できるだけ資源コマを高い位置に保っておいたほうがいいでしょう。

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資源を得る方法ですが、建物を建てたのちに、その建物を使うことで資源が得られます。
カードに矢印が描いてありますが、先ほどの資源コマがその方向に動くという意味です。
移動量は、画像の背景に見える3とか4とかいう数字の分だけ。左から「0、2、3、4、4+」と並んでいます。
建てた建物は一番左に置かれ、ターン経過とともに右へ移動していきます。
建物を使用して資源を得ると、建物は0の位置に戻さないといけません。
たくさん資源を得たければ、数ターン我慢したほうがいいでしょう。
自分の建物を使って資源を得た場合はお金を払う必要はありませんが、対戦相手の建物を使って資源を得た場合は相手にお金を1渡します。

キャプチャ
建物カード。赤に1と書いているのは、建てるのに煉瓦1必要という意味。
10と書いているのはこの建物の価値。
価値の高い建物は、建てるときに多くの資材を必要とします。

茶色の矢印は、この建物を使うことで得られる資材。
茶色は木材なので、倉庫にある木材が右側に移動する(量が増える)という意味です。

簡単に説明しましたが、倉庫にある資材の動きは実際にプレイしないとピンとこないと思います。
ルール自体は簡単で、日本でもボードゲームの実物が「ル・アーブル」の名前で売っています(今も売っているかはわかりませんが)。
なかなかテンポがよくて楽しいので、対戦型ボードゲームを求めている人にはおすすめです。